「続ける」技術(第4回:最終回)2009年03月24日

本気で目標達成したい人のための
「今度こそ!」本気で目標達成したい人のための「続ける」技術
石田 淳 著
フォレスト出版  1,200円

続き(第4回)これで最終回です。

進め方の第4ステップ
メジャーメント(計測・測定)。
    ターゲット行動がどれだけ増えたか、減ったかをキチンと計測し、
    目に見える形にする。
    行動科学マネジメントでは、このメジャーメントをとても重視している。
    主観を排除し、客観的なものさしで測定する必要がある。
    目標と結果(途中経過も含む)を数値化すると
    達成できたかどうかが誰も目にも明らかになる。
    計測の期間を定めることも必要です。
    1週間、1ヶ月、3ヶ月、1年と期間を区切り、
    行動が増えたか減ったかを計測する。
    期間を区切ることは、時間的なゴールを定めることです。
    ゴールがないと人間は挫折してしまいがちです。

第5ステップは、チェック。
    行動が増えているか、減っているかをチェックする。
    メジャーメントとの違いは、数値によるシビアな計測ではないこと。
    ここでは各ステップの結果、すなわち行動の増減を確認するだけいい。
    思わしい結果が出てないとしたら、
    ターゲット行動の選定を誤っている可能性がある。
    その時は、もう一度第1ステップから練りなおさなければならない。
    ターゲット行動と同じように、ライバル行動の増減もチェックしてみる。
    ターゲット行動とライバル行動は表裏一体の関係にあるので、
    判定がより正確になる。

以上の5つステップをガイドラインとして、「継続すること」を楽しむ。

最後は「継続」をより効果的にする、いくつかの”コツ”。
  1 行動コミットメント(契約書)を作る。
        この契約書には、「ごほうび」と「ペナルティ」も記載する。
  2 第4ステップの計測結果を”フィードバック”する。
        常に自分で見られるようにしておく。
        自分がどこまで到達したか、
        あとでれくらいで目標に到達するかがひと目でわかると、         モチベーションを維持するのにおおきく役に立つ。
        行動科学のフィードバックには大きな特徴があり、
        それは「結果だけでなくプロセスも見ること」です。
        成果を上げても上げなくても、行動したこと自体を評価する。
        成果が出ないと人は挫折しがちなので、行動(プロセス)を
        評価し、それを自分で自分に向かってやる。
        フィードバックは「ターゲット行動」、「ライバル行動」
        それぞれについて行う。
  3 サポーターによる援助
        新しいことを始めるには、身近な人の手助けが有効。

以上、これで今日からダイエットが続けられる。
読書が続けられる。
資格試験の勉強が続けられる。
会社の将来検討プロジェクトが継続できる。

頑張ろう。

この著者が書いた本で
「リーダーのためのとっておきのスキル」      1,365円
「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」 1,680円
「上司のための戦略的ほめ方・叱り方」        680円
というのも、おもしろそうです。