山笠2011年07月01日

西鉄ライオンズ
7月、
いよいよ山笠の季節です。

写真はソラリアの飾り山の見送り(裏)です。
「西鉄ライオンズ」

もうじき本格的な夏がやってきますね。

二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション(その1)2011年07月02日

二塁手論
今年の21冊目
「二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション」
井口 資仁 著    幻冬舎新書    720円

ホークスからメジャーリーグに行って、今はロッテのセカンド。
井口が書いた本です。

野球が好きな人にはお薦めです。
少年野球の子どもたちにも読んで欲しい1冊。

p.25
「具体的な目標」と、「漠然とした目標」には大きな違いがある。
具体的な目標を決めれば、逆算していくことで自分がやらなければいけないことが、いくつも目の前に現れてくる。
自分が何をなすべきかが見えるようになる。
自分が何をすべきかが導き出されれば、あとはそのなすべきことをするだけだ。
思い通りに行かない日もあるかもしれないが、道に迷うことはない。
今日は3歩進むつもりで1歩しか進めなくても、確実に前に進んでいるのだから。

p.28
目標を設定するときには、何のためにそれをするのかを考えるべきだ。

p.31
(盗塁を成功させるには)もちろん足が速いほうが有利であるが、それほど速くなくても他の条件が揃っていれば盗塁はできる。
球界を探せば、僕よりも足の速い選手はいくらでもいる。
それでも盗塁王のタイトルを目指そうと決めたのは、工夫次第で何とかできるという確信があったからだ。
盗塁に限らず、これはあらゆることに当てはまるのではないだろうか。
世の中には話し下手なトップセールスマンもいれば、計算が苦手なのにノーベル賞を受賞した物理学者もいるという話を聞いたことがあるくらいだから。

ちなみに、
盗塁王を目指したこの2001年のシーズンの井口の成績は、
44盗塁で盗塁王。
ホームランは30本。
40盗塁、30本塁打は日本プロ野球史上3人目の記録だそうだ。

この項、続く。

二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション(その2)2011年07月03日

二塁手論
今年の21冊目
「二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション」
井口 資仁 著    幻冬舎新書    720円

続きです。


p.39
盗塁にはもう一つ別の効果がある。
次のバッターのヒットを引きだせる。
盗塁を警戒しているピッチャーの配球は、直球が増えるし、
その直球が甘いコースにくることが多い。
守備にも影響する。
ランナーがスタートを切った瞬間に、
内野手、特に二遊間はランナーを阻止するために確実に動くので、
守備範囲はそれだけ狭くなる。
バッターは、空いた場所に転がすだけで簡単にヒットになる。
こういうことは、自分で盗塁を積極的にするようになるまでわからなかった。
普通の人があまり重視しない、軽く見られている仕事の中にも
閉塞状況を打開するヒントが隠されていると僕は思う。

p.46
盗塁を狙うようになってから、試合中に集中する時間の割合が圧倒的に増えた。
盗塁数を増やすためというよりも、面白かったからだ。
楽しい時は考えるなといわれても、どんどんいろんなことを考えてしまう。
野球が面白くなった。
打率やホームランの数が伸びたのは、試合中集中し楽しんだ、その結果でもある。

p.47
自分のやりたいことがわからないと言う人が多いという話をよく聞く。
それは世間の常識に惑わされて、誰もが望むようなありきたりの成功ばかりを夢見ているからではないだろうか。
誰もが望むような成功は、誰もが知っている視点しか与えてくれない。
そして、たいていはそれが上手くいかない。
だから成功するのは難しいと考えてしまう。
今の自分に何ができるか、何ができそうかを、謙虚になって考える。
そのために自分が何をすればいいのか、具体的な目標をひとつひとつ並べていく。
地味でも小さくてもいいから、その目標を達成するために自分のやるべきことを毎日積み重ねていくこと。
大きすぎる夢や目標よりも、むしろ小さな目標のほうがいい。
大切なのは、何かをひとつひとつ成し遂げていく達成感なのだ。
その達成感が、人生を変えてくれる。

この項、更に続く。

二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション(最終回)2011年07月04日

二塁手論
「二塁手論―現代野球で最も複雑で難しいポジション」
井口 資仁 著    幻冬舎新書    720円

更に続きです。

p.74
セカンドを経験しなければ、僕の野球に対する理解はきわめて浅いままだったはずだから。
もし自分の人生に行き詰ったら、自分の心の中に潜む偏見を捨てて、
物事に対して謙虚になるべきだろう。
見ているだけでは、絶対に理解できないことがある。
本当に理解するためには、自分が経験してみるしかない。

p.139
失敗を成功に変えられるのは、失敗したときに心を上手く切り替えて、
その失敗から何かを学べる人だけだ。

p.141
大切なのは失敗しないことではなくて、
「失敗を連鎖させない」ことなのだ。

p.142
僕は、自分という人間をちょっと離れたところから他人の目で見るクセを意識的につけている。
だいたい厄介ごととか心配事というものは、本人の目には大きく映り、他人の目には小さく映る。
他人から見たら大したことない、というのが普通だ。
自分のことを他人の目で観察する訓練をすれば、普通の人よりも心を切り替えるのが上手くなる。

p.160
自分を見つめるのは、自分にできることとできないことを見極めるためえだ。
そしてその武器で、どう戦うかを考える。

p.162
自信を失っている人に知って欲しい。
自分にできることがもっとある、ということを。
その事実に気付くことから、すべては始まる。そこからしか何も始まりはしないのだから。

p.165
自分の長所を伸ばすことを考えればいい。
周囲から一歩抜きん出るには、それがいちばん簡単なことだと思う。
自分に与えられた能力を発揮するのは楽しい。
楽しいから夢中になれる。
夢中になれるから上手くいく。
もちろん努力はしなければいけないが、楽しんでやればその努力までが楽しくなる。

p.167
自分が持っている能力は何なのか。
それを知る一番の近道は、今自分がやっていること、自分の仕事に集中するすることだと思う。
それが何であろうと、ひとつの物事に必死でニナって取り組んではじめて、自分の本当の能力がる見つかる。
どんな仕事であれ、最初から上手くいくなんて事はめったにない。
上手くいかないから楽しくない。
楽しくないから、もっと自分にあった仕事があるんではないかと思ってしまう。

p.169
地味な目標であろうと、達成するには一歩踏み出すこと、つまり何か努力をしなければいけない。
努力をして何かを成し遂げる、その喜びを教えるべきではないだろうか。
その努力があってはじめて、人は自分も知らなかった能力、可能性を知る。
そして、今日という日を大切に生きるようになる。

p.172
自分の能力を発揮して生きるのは幸せだが、その幸せを確かなものにしてくれるのは、人とのつながりだ。
自分の仕事が誰かの役に立っているという実感が、自分の仕事に本当の意味での生き甲斐を与えてくれる。

p.173
大切なのは、自分の仕事と社会がつながっているという意識だ。
自分の仕事が社会のだ慧可のためになっているという認識ほど、仕事の励みになるものはない。
それは奇麗事などではない。
もし自分の仕事に生き甲斐を感じられないとしたら、それはこの感覚が駆けているからだろうと思う。
仕事を通じて社会に貢献し、自分は社会というチームの一員になる。
そういう意識をもって仕事に取り組めば、その仕事はきっと自分の生き甲斐になるのではないだろうか。

この項、終わり。

野球の話から、仕事に取り組む姿勢、仕事の生き甲斐など、参考になりました。
いい意味で予想外でした。

ヤフードームの飾り山は2011年07月09日

飾り山はヤフードームにもあります
山笠、飾り山はヤフードームにもあります。
ここの見送りは、やっぱりソフトバンクホークスですね。
今年は、鷹の祭典、チャンピオンブルーのユニホームです。

このチャンピオンブルー、
昨年のパリーグ優勝のチャンピオンフラッグのブルーなんだそうですね。

杉内100勝2011年07月10日

デーゲームのルーフオープン・ショー
一昨日(7/8)の鷹の祭典は、残念ながら負けましたけれど、
昨日(7/9)は、杉内が100勝目をあげました。
松中の2ラン、松田のソロと2本のホームラン、
川崎の250盗塁と本多のタイムリーで、4対0で勝ちました。

勝利の花火も、通常よりも12発も多かった。
デーゲームのルーフオープン・ショーは、
球場内が明るくなって、綺麗です。

ゴーヤ2011年07月11日

ゴーヤ収穫第1号
ゴーヤが実りました。
やや小ぶりでしたが、収穫第1号にしました。

昨夜、ゴーヤチャンプルーにして、美味しくいただきました。

パリ紀行(その33)デザイン2011年07月12日

デザイン
パリ紀行(その33)

芸術の都、パリ。
デザインが違いますね。

写真は、ホテルの石鹸とハンガーです。
石鹸は片面がデコボコしているので、
洗面台に密着しなくて、使いやすかった。

ハンガーは、カッコいいけど、
ちょっと触っただけですぐに落ちるので、使いにくかった。
日本から持っていった、クリーニング店からもらった、プラスチックハンガーの方が、
使い慣れていて、良かった。

ここ―食卓から始まる生教育2011年07月13日

ここ―食卓から始まる生教育
今年の22冊目
「ここ―食卓から始まる生教育」
内田 美智子、佐藤 剛史 著     西日本新聞社 1,429円

すべての親に読んで欲しい1冊です。
特に、これから親になる人、親になって間もなくの人には是非とも読んで欲しい。

著者の内田美智子さんは助産師です。
親が育てたように子は育つ、そうです。

p.22
「生」の反対は「生まれないこと」。
生まれたものにしか「生」も「死」も存在しない。
実際、生まれてくることができない子はたくさんいます。
数時間しか生きられない子もたくさん見てきました。
こんな命と向き合う仕事を続けて思うことは、
「人はそこにいるだけで価値がある」ということです。
人が一人、人として生まれてくるために、どんなに多くの困難を乗り越えなければならないことか。
生まれてきて、この瞬間に、ここにいることのすごさを知って欲しいと思います。
生きていくのに理由はいりません。
一人一人が奇跡のような命です。
思春期の子どもに必要なのは「今の自分でOK」という自己肯定感です。
大事なときに自己判断がきちんとできるのは、「生まれてきてよかった」と思える子どもたちです。
そして「誰かに愛されている」と実感できる子どもたちなのです。

p.29
子どもは、親に、そして周りの大人たちに愛されたいと願っています。
だから、子どもは親、大人たちの表情、態度をずっと見ています。
だから、子どもたちはちょっとした大人の言葉や態度ですごく傷つきます。
ほんの一瞬の何気ない言葉です。
逆に、子どもたちはちょっとした大人の態度やふるまいでとても元気になれます。
ほんの一瞬の何気ない態度です。
意識や思い、まなざしが、態度、ちょっとしたふるまい、しぐさとなって、子どもたちへ伝わっていくはずです。

死なないで。
いじめないで。
自分を大切にしよう。
命を大切にしよう。
人に優しくしよう。

こうしたメッセージは、言葉では伝わりません。
口では「自分を大切にしよう」と言われても、食卓に冷凍食品を並べられれば、自分は大切にされていないって気づきます。

この項、続く。

ここ―食卓から始まる生教育(その2)2011年07月14日

ここ―食卓から始まる生教育
「ここ―食卓から始まる生教育」
内田 美智子、佐藤 剛史 著     西日本新聞社 1,429円

続きです。

p.43
大事なときに自己判断がきちんとできるのは、「生まれてきてよかった」と思える子どもたちです。
そして「誰かに愛されている」と実感できる子どもたちなのです。
そしてそれらは、日々の暮らしの中でしか実感できません。

p.64
私は、お母さんの胸に最初に赤ちゃんを抱かせたときに言います。
「手のかからない子」にこそ手をかけて欲しい。
泣かない、わがままも言わない子を、いい子だと思わないでください。
いつも間にか、子どもたちあは声を立てずに泣くようになります。
人知れず、お母さんにもわからないように声を殺して泣きます。
それが成長の証です。そんな日が、きっとやってくるのです。
声を出して泣けるうちは、たくさん泣かせてあげてください。お母さんの胸で思いっきりなくわが子をほめて、抱きしめてください。

p.65
子どもは一人で、優しい子、明るい子、賢い子、人の痛みのわかる子に育つわけではありません。
親が葬育てるのです。その子に関わっている大人がそう育てるのです。
「抱っこして、辛いよ、寂しいよ、そばにいて!」と訴える子どもに、手を差し伸べ、抱っこし、寄り添う親がいて、はじめてその子どもは、心地よさや安心感を覚えるのです。
そうやって育った子が、将来、隣の席で泣いているお友達に「どうしたの?」って声をかけられる、優しい、人の心の痛みのわかる子に育ちます。
泣いても、抱っこしてもらえず、声もかけてもらえない子は、心地よさや安心感を感じることはありません。
その喜びを知りません。
そんな子が、どうして優しい子に育つことができるでしょう。
人は、見たこと、聞いたこと、経験したことしかできません。
子どもは一人で育つわけではありません。
子どもは育てたように育ちます。

p.69
わが子を一心に見つめて授乳するお母さん。
授乳、食事は何を与えるかだけでなく、どのように与えるかも大切だということです。
子どもは、お乳と一緒に愛を食べて大きくなっていきます。
授乳の風景は大切です。
食事風景、食卓の風景も同じように大切です。

p.83
子どもたちにとって愛されること、食べることがどんなに大事であるか。
思春期の子どもたちが起こす問題は、思春期に起こることではなく乳幼児から始まっている。
思春期にサインを出すだけである。
大人がすべきことは一つ。
子どもたちが生きるための権利「食べて、寝て、遊んで、愛されること」を保障すること。
食べて、寝て、遊んで、愛されることは最低限の権利です。

この項、更に続く。