面白い本でした、「誰がアパレルを殺すのか」2019年03月18日

面白い本でした、「誰がアパレルを殺すのか」
「誰がアパレルを殺すのか」
杉原 淳一 (著), 染原 睦美 (著)
日経BP社   1,620円

私のお気に入りのブロガー、”ちきりん”お勧めの本なので、
図書館で借りて読んでみた。

面白かった。

アパレル業界関係者は皆、
目の前の仕事を粛々と進めているだけなのに、
何故か産業は泥沼へと突入してしまう。
そんな”無自覚な自殺”の構図は、
日本経済全体に漂う閉塞感の温床にもなっているように、記者には映った。

既存のビジネスモデルを守りながら、
その上につぎはぎして延命を図る経営は限界にきている。
ゼロから新しいビジネスを作るつもりで、
既存のビジネスモデルを破壊する。
経営者に問われているのは、その覚悟だ。

既得権益や業界内の”内輪の論理”にとらわれて
身動きが取れなくなった様々な産業が
大きな脅威に直面している。
「ディスラプター(破壊者)」と呼ばれる新興プレーヤーたちが
外から参入しているからだ。

例えば、
ライドシェア「Uber(ウーバー)」
民泊サービス「Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー)」

アパレルでは、
アメリカの「Everlane(エバーレーン)」

アパレル業界からは、
「服、借りホーダイ!」の「メチャカリ」。
1か月、5,800円で服を借りホーダイ。
新品の洋服が、値札のついた状態で送られてくる。
利用者が60日以上借り続けた服は、返却しなくていい(無料で)。
レンタルでメチャカリに戻ってきた商品は、
検品だけして中古品として販売する。

「変化するものだけが生き残る」

心に刺さった。

いい本を薦めてくれた、ちきりんに感謝。
ちきりんさん、ありがとう。

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