痛い靴のはき方(その2)最終回2019年05月12日

痛い靴のはき方(その2)最終回
「痛い靴のはき方」
益田ミリ (著)  幻冬舎文庫   497円(税込)

続きです。
最終回です。

まだまだだ。
日本には私の知らない場所がたくさんある。

幹事経験があるから、幹事の気持ちに寄り添えるのである。

「百円の恋」という映画の話が出てくる。
安藤サクラ主演。
良かったらしい。

公開当時、観に行きたかったが行きそびれた映画だ。
レンタルで見てみようか?

一つの街だけで完結する旅には、日常のエキスが入っている。
昨日行ったパン屋にまた行く。
おととい行ったカフェにまた行く。
この道も歩いた。
あのコンビニで新聞と本を買った。
ちょっとだけ、「ここに住んでいるわたし」になり、
もうひとつの人生を生きている感覚を味わえる。

確かにそうだ。
パリに6連泊した時も、ロンドンに6連泊した時も、
朝の散歩や、
観光に出かける時に、地下鉄の駅やバス停までの道を歩くとき、
そんな感じを味わえた。

羽田空港でソフトクリームを食べる。
バニラ、チョコ、ミックス味。
どれを食べるか選ぶ。
選ばなかった味がある。
選ばなかったなにか。
選ばなかったことも選んだことになり、自分の世界がまわっている。

日常の何気ない些細なことから、こんなことを考えるなんて。
なんとなく日々を過ごしている自分に、
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と突っ込みたくなる。

この項、終わり。

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