習慣が10割(その2)最終回2019年12月15日

習慣が10割
「習慣が10割」
吉井 雅之 (著)    すばる舎    1,400円

続きです。
最終回です。

早起きを習慣化したいなら、
「私は毎朝6時に起きる」と時間を正確に決める。
起きる時間が決まったら、「1個前の習慣」を決める。
すなわち、「寝る時間」を決める。
次は、「何時までに風呂に入る」
更に、「何時までに夕食を済ませる」
「何時までに帰宅するか」というように、1個ずつ行動をさかのぼって、それぞれの時間を決める。

日記をつけたいなら、
ハードルを下げて、「1行でもOK」。
誰かのために日記を書くのもいい。

ブログを続けるなら、
ハードルを下げて、
「何でもいいから、とにかく書けばいい」
とりあえず、1行書けばOK。

ダイエットなら、
なりたい自分の姿を明確にする。
「ダイエットがすでに成功した」という前提で、脳に質問する。
どうしてダイエットに成功したんだろ?
例えば、こんな回答が出てくる。
・肉よりも野菜を食べることが好きになってしまったから。
・お菓子を食べていた時間を、運動に変えたから。

ランニングなら、
まずは外へ出る。
疲れたら途中で歩いてもOK。
「距離」よりも「時間」で決める。
「ランニングをすることで、どんな良いことがあるのだろう?」
「ランニングしないと、どうなってしまうんだろう?」
「太ったままでいると、どうなってしまうんだろう?」

筋トレなら、
ハードルを下げて、毎日1回でもOK。
少しずつ回数を増やす。

仕事なら、
前日の夜に、「明日の予定を確認する」

部下育成なら、
「楽しい」をアピールして教える。
大事なのは、相手の基準でほめること。
相手のことを良く観察する。

英語学習なら、
「英語を身につけたら、どんなに楽しいことがあるか?」をイメージする。

読書なら、
とにかく毎日本を開く。
1ページも読まなくても良し。
マンガや絵本から入ってもいい。
「読書=快」、に結び付けることが先決。
本を読む時間と場所を決める。
本をカバンに入れる。
リビングテーブルに本を置いておく。

貯金なら、
楽しむために、貯金に名前を付ける。
名前をつけて意味づけをはっきりさせる。

人間関係なら、
「変えられるところ」からかえて行く。
「ありがとう」の言葉を言う。
家族でも、
「当たり前」を「ありがとう」に変える。

心の健康のために、
「いいところ探し」をする。
喜び
楽しさ
幸せを毎日書き出す。

掃除なら、
帰宅して、玄関を開けて自宅に入ったら、すぐに掃除を始める。
目の前のごみを拾う。
掃除機を取り出す。
モップをセットする。
どんな作業でもいいので、即座に行動に移す。
もうひとつ、
ハードルを下げて、「家中をピカピカにしよう」とは考えない。
・ゴミを3つだけ拾う
・掃除機を5分だけかける
・廊下だけモップをかける
など、簡単にできることだけやればOK。

習慣のひとつひとつが人生を変える。

人に能力の差はなし。
あるのは、習慣の差だけ。


この項、終わり。