ママのやさしさが、学力を伸ばす2009年04月26日

ママのやさしさが、学力を伸ばす
ママのやさしさが、学力を伸ばす
行動科学(IS)が教える、自分から勉強する子どもに変わる方法
石田 淳 著 PHP研究所 版   1,260円

今年の22冊目です。

学力がついたかグラフに示し、それを本人に見せてやる気を刺激する。
「フィード・バック」
グラフは独特の形式で、低い点のあたりはマス目が大きく、
高くなるにつれてマス目が小さくなっていく。
点数の低い生徒にやる気を出させる工夫だ。

このグラフは会社でも使えそうだ。

思い込みほど恐ろしいものはない。
「できない」と思い込んでいると、実力以下の結果しか出せない。
「できる」という信念を持つと、成績は目に見えて上がっていく。

やる気にさせるには、目の前に小さなゴールを作ってあげる。
サブゴール、あるいはスモールゴールという。
それを乗り越えた時の達成感を体験させ、自信を植えつけてやる。

目標には具体的な数字を盛り込む。
「何を、いつまでに、どうするか」数字で明確に表す。
例えば、
漢字を1日に20字覚える。夏休みまでに終わらせる。
2学期は計算問題を10問ずつ解く。

よその子や兄弟と比べてはいけない。
過去の自分と比較させることが大切。
「1学期の成績と比べてこんなに上がった」
「前回のテストより10点増えた」
こういう比較なら本人のやる気を刺激する。

暗記科目はひたすら書いて覚えるのがコツ。
ぼんやり眺めているだけでは頭に入らない。とにかく手を動かして覚える。
音読も有効。口で読み、耳で聞くことによってスピーディに記憶できる。