老後不安がなくなる定年男子の流儀(その1)2019年03月04日

老後不安がなくなる定年男子の流儀
「老後不安がなくなる定年男子の流儀」
月5万円でも人の役に立って楽しく働ければいいじゃないか
大江英樹 (著)   ビジネス社   1,512円

働くことをやめたときから「老後」が始まる。
働いている限り老後はない。

考えるべきことは、いつまで働くか?
自由人として、楽しく働くことを考えたほうがいい。

再雇用されたら、人の話をよく聞く。
ただ、みんなの悩みや話を聞いてあげるだけでいい。

転職するなら、
今まで自分がやってきた仕事に関連した業界の中で、コネやツテを頼ればいい。

重要なのは、人柄とコミュニケーション能力。

人柄とは、
”でしゃばらない”ということ。
何か仕事を頼まれたら、フットワーク軽く。すぐ動くこと。

コミュニケーション能力とは、
人の話を聞くこと。

おススメは、起業。
毎月の収入が、3万円でも、5万円でも十分。
自分のお小遣いが稼げればいい。

起業で一番大切なのは「企業理念」。
企業理念を変えないということは、ブレない、ということ。

企業理念の次はルールを決めること。
1 法律や職業倫理に反することはしない。
2 借金をしない。
3 規模を拡大しない。
4 どこかの組織には属さない。
5 お金のために自分の主義主張を曲げない。

準備すべき4つのポイント
1 法人か個人事業主か決める。
それぞれ一長一短がある。
年金を受け取りながら働くのであれば、個人事業主の方がいい。
2 ネット環境を整える。
3 事業計画を立てる。
4 会計をきちんと行う。
「自分で楽しもう」という気持ちが大事。

起業で大切なことは、
自分のことを知ってもらうために、
まず人のためになにかしてあげる「ギブ・ファースト」。
何の利害関係もない人に、、あなたの能力を知ってもらわなければならない。
趣味やボランティアなど、
商売をベースにしない集まりに顔を出すことが大切。

この項、続く。

老後不安がなくなる定年男子の流儀(その2)2019年03月05日

老後不安がなくなる定年男子の流儀
「老後不安がなくなる定年男子の流儀」
月5万円でも人の役に立って楽しく働ければいいじゃないか
大江英樹 (著)   ビジネス社   1,512円

続き(その2)です。

自分の能力の棚卸をする。
自分でできなければ、人にやってもらう。
人から
「こういうことができるんじゃないですか」と言われたら、
「躊躇することなく、素直にやってみる」こと。

ニッチな分野で、ヲタクなことをやってみればいい。
そこが、”ブルー・オーシャン”。

シニア起業の第1の目的は、
自分のやりたいことをやって、働き甲斐を得ること。

TST特性調査というのがあるらしい。
4つの思考特性で、強いのはどれかを調べるらしい。
1 アナリスト(論理・分析思考家)
2 プロモーター(現実・独立思考家)
3 リレーター(配慮・調整思考家)
4 インチュイター(直感・創造思考家)

サラリーマンは定年によって「真の自由」を得ることができる。
その自由は決して誰にも渡してはならない。
本当に自由な働き方ができるようになったから、それを大切にしよう。

起業して仕事が来なければ、普通の年金生活者に戻ればいい。
起業に当たっては、無理をせず、いつでも撤退できる構えで取り組む。

自分が仕事の価値を決めるのではない。
値段は顧客が決める。
価格は市場が決定する。

著者は、ものすごく人見知り。
でも、ビジネスとは何の関係もない集まりに参加して、
いろいろな人と知り合い、見聞を広めた。

例えば、
個人投資家の集まりの会
ビジネス書の読書会
グルメな人たちの集まり
フランス語の勉強会、などなど。

自分のやりたいことや専門知識を、相手に分かりやすく伝えるため、
本を書くことにした。
自分の書いた本が1冊あれば、
「これが私の専門です。」、「こういう本を出してます。」と言える。

自費出版と商業出版以外の方法がある。
それは、あくまで商業出版だが、
出版社が制作費用のリスクを避けるため、
著者が一定部数を買い取るというシステム。

具体的に何部買い取ればいいのか?
600部、
著者割引で、1,260円
600部で、75万円
これが、起業するにあたっての唯一の設備投資だった。

この項、さらに続く。

老後不安がなくなる定年男子の流儀(その3)最終回2019年03月06日

老後不安がなくなる定年男子の流儀
「老後不安がなくなる定年男子の流儀」
月5万円でも人の役に立って楽しく働ければいいじゃないか
大江英樹 (著)   ビジネス社   1,512円

続き(その3)最終回です。

しゃべるのは得意だけれど、聞くのは苦手。
そこで「産業カウンセラー」の勉強をした。
産業カウンセラーとは、
https://www.counselor.or.jp/portals/0/e-learning/
この勉強のおかげで、
コミュニケーションとは、常に相手が主役である、
ということを実感できた。

起業すれば、すべて自分でやらねばならない。
自分に欠けている能力を見つけて、身につけることがとても重要。

大切なことは2つ。
1 自分がやりたい仕事と自分の能力に開きがあるかどうか見極めること。
2 足りない能力があるとわかったら、素直に学ぶということ。

起業するにあたって、SNSはかなり役に立つツールになる。
しかし、SNSには限界がある。

サラリーマンの多くは、
「現役時代の自信過剰、退職時の自信喪失」に陥る。

好きなことを仕事にすれば、一生働かなくて済む。
好きなことを仕事としてやっていれば、
それは楽しみであっても、決して苦役ではない。
「好きなことをして働く」のが大事。

仕事が面白くてたまらない。
嫌な仕事など何一つない。
嫌な仕事は引き受けなければいいから。

時間に拘束されることもない。
時間も過ごし方も完全に自分の自由になる。
遊ぶ時間は、現役時代とは比較にならないくらい長い。
生産性はすごく高い。
なぜなら、
「余計な仕事がない」から。

働くということは、誰かのために何かをしてあげて、
そのお礼としてお金をもらえるという、実に楽しい行為。

この項、終わり。

解決!空き家問題2019年03月07日

解決!空き家問題
解決!空き家問題 (ちくま新書)
中川 寛子 (著)  筑摩書房   886円

地方でも5万都市なら空き家は売れる。

定期借家法での賃貸借契約

残す人の意志
「私が死んだらこの家を売って兄弟で仲良く分けるように」
と何度も言っておく。

一般社団法人、移住・住み替え支援機構
「マイホーム借り上げ制度」を利用し、自宅を貸す。

どのような事態でも、やっておきたいのは
家財の整理。
少しずつでも減らしておく。

相続したら(受け取ったら)
まず、自治体をあたる。
空き家バンク制度があるなら、登録してみる。
活用に対する助成制度があるか?

看護師も涙した老人ホームの素敵な話2019年03月08日

看護師も涙した老人ホームの素敵な話
「看護師も涙した老人ホームの素敵な話」
小島 すがも (著)  東邦出版  税込 1,500 円

看護師が特別養護老人ホームで体験した、
心から「人」を好きになれる感動の実話を紹介。

年老いた母親に何をしてあげればいいのか、
そのヒントが欲しくて、図書館から借りてみました。

入居者の足の爪を切る

老人ホームに入った人は、もう自宅に戻ることがない。

特別養護老人ホームの機能訓練は、
全く歩けない人を歩けるようにするハードなリハビリではない。
今できる動作の維持や、今ある筋肉の維持がメインだ。
寝たきりにならず、自力でトイレで排泄できる期間をできるだけ延ばそうと、
手すりにつかまって立つリハビリも、力を維持するためには、とても大切だ。

体操やストレッチは、脳のトレーニングにもなるため、
認知症の入居者さんの体と頭の運動としても取り入れられている。

今年の第2号当選2019年03月09日

今年の第2号当選
懸賞生活

今年の第2号当選は、映画のチケットです。
グリーンブック
アカデミー賞受賞作品です。

3,600円=1,800円×2

ニモカさん、ありがとうございました。

休むことも生きること(その1)2019年03月10日

休むことも生きること
「休むことも生きること」
頑張る人ほど気をつけたい12の「うつフラグ」
丸岡いずみ (著)  幻冬舎  1,188円(税込)

気づかぬうちに意外な形で進行し、誰もが発症しうる「うつ病」。
「ここで気づけば重篤化しない」というターニング・ポイントを、
自らの経験とともに医学的根拠を加えて解説する。

うつ病は、心の病気ではありません。
心身ともに許容量をオーバーしてしまい、
脳がパンクして発症する「脳の病気」です。
「自分は大丈夫」と、自信がある人ほど危険なのです。

こんな症状が出たら「うつフラグ」=「危険信号」です!
・仕事が好きで、気づくとたくさん「やるべきこと」を抱えている
・湿疹やじんましんなど体の表面に異常が現れる
・寝つきが悪い、眠りが浅い、短時間で目が覚めてしまう
・胃や腸の不調が続き、薬も効かない
・寝ても寝ても疲れが取れない
・睡眠薬や精神安定剤などの薬に恐怖心がある
・食欲がない、だるいなど、夏バテに似た症状が続く
・集中力、思考力、判断力が低下してきた
・「この先よくなることなんかない」「死にたい」と思うことがある

うつ病は本当に苦しい病なので、
できれば誰にもなってほしくありません。
私(著者)の経験を細かく振り返る中で、
皆さんが生活の中で早めに異常に気づき
適切な対処ができるヒントになれば幸いです。 ──本文より

「うつ病」は、日本人の13人に1人が罹患している、
いまや「国民病」ともいえる病気です。
そして、普段から感じがちな「ちょっとした不調」が、
その予兆であったりもするのです。

明るく前向きで頑張り屋、人生も仕事も謳歌して、
一見何の問題もなさそうな人ほど陥りがちなワナを、
うつ病を克服した元日本テレビキャスター、丸岡いずみさんが、
実体験をもとに、「ここで気づけば重篤化しない」という
ターニング・ポイントを、医学的根拠とともに解説したのが本書です。

経験者だからこそわかる精神疾患や薬への抵抗感、
そのときどきの感情や状況を包み隠さず明かしており、
うつ病に悩んでいる人、
うつ気味だと感じている人の役に立つ情報が満載です。

この項、続く。

休むことも生きること(その2)2019年03月11日

休むことも生きること
「休むことも生きること」
頑張る人ほど気をつけたい12の「うつフラグ」
丸岡いずみ (著)  幻冬舎  1,188円(税込)

続き(その2)です。

うつ病は脳の病気。
脳の中の神経伝達物質の減少によって起こるので、薬がとても有効です。

休息やカウンセリングだけで治るような軽いうつ病の人以外は、
抗うつ薬での治療が有効です。
人格が変わることもないので、全く心配はいりません。

うつ病は、
脳の神経伝達物質である、セロトニンやノルアドレナリンなどの、
気分に関係する物質が少なくなって起こると言われています。
そのため、抗うつ薬は、
これらの物質を活性化させたり、ストレスに関わる脳の神経回路に作用します。

うつ病の薬は効果が現れるまで2~3週間はかかるので、
継続することが大事です。
人によっては眠気やだるさ、吐き気などを伴うこともありますが、
こういった副作用は2~3週間で治まることが多いそうです。

医師から薬の効用と副作用をしっかり聞き、
どうしてもつらいときは、
薬を変えてもらうなどの相談をしてみてください。
私(著者)のように「処方されても飲まない」という自己判断をするのは危険です。
例え細かな疑問であっても、わからないことがあれば、
主治医に相談してみるのがいい。
また、
症状が良くなっても、自己判断で服用を止めると、
抑えられていた症状がまた現れたり、再発することがあります。
治療が終わるまで、医師の指示に従って飲み続けましょう。

著者は2週間の入院で劇的に回復し、薬の大切さを思い知った。

うつ病の診察では、信頼できる人に付き添ってもらうこと。

セロトニン
安心感など感情をコントロールする脳内の伝達物質の暴走を抑えて、心のバランスを
とるもの。

ノルアドレナリン
やる気などを起こす脳内の伝達物質。
危険を回避するため素早く状況判断をし、
行動に移せるようにするためのものなので、
ストレスにさらされると不足し、抑うつ状態になる。

休むことも生きること(その3)最終回2019年03月12日

休むことも生きること(その3)最終回
「休むことも生きること」
頑張る人ほど気をつけたい12の「うつフラグ」
丸岡いずみ (著)  幻冬舎  1,188円(税込)

続き(その3)最終回です。

うつ病の判断基準

1 一日中、ひどく憂鬱な気分を感じる。
2 一日中、何をしてもおもしろくない。
  何かをしようという気持ちも起きない。
3 ひどく食欲がないか、逆に食欲があり過ぎる。
4 ひどく眠れらないか、逆に眠り過ぎる。
5 ひどく動きが緩慢になったり、
  イライラして体を動かしたりする。
6 ひどく疲れたり、体がだるくて重く感じたりする。
7 自分を責めたり、過去のできごとを思い出して悩んだりする。
8 思考力や集中力、判断力が低下する。
9 死んだ方がましだと、何度も自殺を考える。

上記のうち5つ以上の症状が2週間以上続き、
1か2のどちらかひとつでも当てはまると、
うつ病の可能性があります。

こんな症状があれば要注意。
12のうつフラグ。

1 仕事が好きで頑張り屋である。
2 湿疹やじんましんなど体の表面に異常が現れる。
3 睡眠がいつもと違う状態になる。
4 胃や腸の不調が続き、薬も効かない。
5 ストレスによる不調やうつ病の診断を周囲に隠す。
6 「眠り過ぎ」も、うつ病の初期症状。
7 夏バテが長く続いたら、うつ病を疑うべき。
8 眠れない日が続いたら薬に頼ってみる。
9 認知機能が低下する。
  集中力、思考力、判断力が低下する。
  忘れっぽくなったり、
  慣れているはずの作業が手際よくできなくなったりする。
10 精神疾患の薬への偏見がある。
11 「死んだら楽になる」「もう死にたい」と思い始める。
12 薬が効いて快方へ向かう。

抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬に「強い」「弱い」という概念は、
医学的にはない。

うつ病になっても薬を一生飲み続けなければならないわけではない。
薬は苦しいトンネルから早く抜け出すための道具であり、
その後は薬とさよならすることができる。

うつ病を再発させないためには、最初にかかった時にしっかり治療することが重要。
うつ病が再発する確率は50%。
さらに再発した人が3回目のうつ病かかる確率は70%。
4回目は90%というふうに、再発率はどんどん上がっていく。
1回目の後に、いかに再発させないかがポイントになる。

この項、終わり。

ananに益田ミリの仕事場が2019年03月13日

ananに益田ミリの仕事場が
ananのNo.1741(2011年1月19日号)です。

マイブームの作家、益田ミリの仕事場が載っています。
図書館で借りることができました、
こんな顔をしているんですね。

マンガ用と文章用はデスクが違う、というのは
「なるほど」です。

8年前の雑誌、
ダメでもともと、で図書館の蔵書を検索したら、ありました。

雑誌のバックナンバーを保存してくれている図書館に感謝です。
図書館さん、ありがとう。