定年後に夫婦仲良く暮らすコツ(その7)最終回2019年12月10日

定年後に夫婦仲良く暮らすコツ
「定年後に夫婦仲良く暮らすコツ」
清水義範 (著)  ベスト新書  800円

最終回です。

相手の得意なことは任せて、礼を言う。
二人いるってことは、
相手の得意なことは頼んでやってもらえるということ。
二人でいる事の利点を大いに利用すれば、いろいろとうまくいく。

客を招いて、パーティをしてしまおう。
自分たちだけが食べるのではなく、
客に食べさせるから気合が入って、その料理の完成度が上がる。
たまに客を招いて食べさせるのは、上達のチャンスになる。
たまのパーティは、二人だけの生活に大いに刺激になる。

老夫婦の仲を良くするには、海外旅行がいい。
二人の力を合わせなければならず、お互いが心強い相棒になる。

外国を旅するのは楽しくもあるが、
一方で小さなストレスもいっぱいある。
例えば、
窓の開け方がわからない、
エアコンの操作がわからない
洗面所の使い方がわからない、などなど、戸惑いの連続。

だからこそ、
夫婦で力を合わせなければならない。
嫌でも仲良くしなきゃいけない。

期間は最低でも1週間かける。
たった3、4日の旅では、あわただしくて、
そこがどんな国なのかもわからないまま、何も身につかない。

言葉も通じず、他に頼れる人もいない1週間を二人で過ごし、
力を合わせて乗り越えていくと、自然に心の距離が近づく。

カメラは2台。
夫婦それぞれが写真を撮るべき。

非常食と寝酒を持って行く。
インドやアジアの国では、
ちゃんと食べられるものが少ない場合があるそうだ。
オーストラリア、フランス、イギリス、アメリカ、韓国、ドイツ、スイス、チェコでは、そんなことはなかったけれど・・・

カップのソーメンは胃にやさしくてよさそうだ。

寝酒タイムで夫婦で旅のことをたっぷりと話し合う。
その日見て、心に何か感じたことを報告しあう。

お土産は、自分用にも必ず買う。
土産物は旅行の思い出を色濃くしてくれる。
夫婦で思い出を語り合うきっかけにもなる。

たまにはホテルのバーに行こう。
その体験自体が、ちょっとした冒険であり、刺激があって面白い。

海外旅行とは、
私たちは二人で力を合わせて快適なことができてしまうね、
という体験をしましょうよ、ということ。

帰国後、行った国の映画を一緒に見る。
せっかく行ったところだから、その国の映画を観て、
別角度からの理解もしてみる。
海外旅行ほど夫婦を仲良くしてくれる楽しみは,
そうないのだ。

おわりに。

「妻の機嫌がいい」が、いちばん平和な状態。

この項、終わり。

とっても参考になった本でした。