「女子」に選ばれる地方(地方公務員必読)2022年08月30日

「女子」に選ばれる地方
「女子」に選ばれる地方( 十六総合研究所 提言書 2022)
十六総合研究所編集委員会 編著
岐阜新聞社   ¥1,100

「若い女性が地方からいなくなる! 」
大都市への人口集中が進む中、
各メディアは昨今しきりに警鐘を鳴らしている。

若い女性は、なぜ地方から消えるのか?

都会には、女性を引き付ける職種がある。
都会と地方のジェンダーギャップの地域間格差がある。
地方の女性は、そのジェンダーギャップを嫌って、
都会に向かって逃げ出している。

地方は、若い女性から逃げ出されている。

兵庫県豊岡市の事例が紹介されている。
「豊岡市ジェンダーギャップ解消戦略」

東京では
性別によって賃金が違う職種や、
性別によって昇進できない職場は、少ない。
地方は、どうか?

確かに能力のあるキャリアウーマンの「脱地方」の傾向は、
近年さらに加速していて、地方の衰退に拍車をかけるものと大いに憂慮されている。

本書は「地方」のひとつ、
岐阜県の現状分析や、
女性が活躍している地元企業の実態調査などを元に、
そのような「ピンチ」を「チャンス」に変える処方箋を提示。

地方に根強い、「ジェンダーギャップ」の解消に真っ先に取り組むべしと結論づけている。

ジェンダーギャップ解消
 → 若い女性が地方に定着
 → そのまま地方で結婚、出産
    (ジェンダーギャップ解消で、結婚、出産が容易になる)
 → 地方の人口減少に歯止めがかかる
 → 地方の高齢化率が低減する
 → 地方が活性化する

地域の活性化に取り組んでいる「地方公務員」に必読の本だと思います。

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