教える技術 行動科学を使ってできる人が育つ! (その2)2016年05月17日

教える技術  行動科学を使ってできる人が育つ! (その2)
「教える技術」 行動科学を使ってできる人が育つ!
石田 淳 著   かんき出版   1,400円

続きです。

部下や後輩の育成で何より重要なのは、
上司や先輩のあなたが、「聞く習慣」をしっかり身につけること。
なぜ部下が話さないか?
答えは簡単。
上司が、話してしまうからです。

まず最初に投げかける質問は、
まったく考える必要がなく、誰でも答えられる質問。
例えば、
お昼、何食べた?
会社に来る交通手段は?
さっき外出した時、雨降っていた?
など。

教える内容を、整理する。
「知識」と「技術」に分ける。
それを、全部書き出す。
「こんなことまで?」と思いがちな、細かいことまで、
とにかく、ピックアップする。

出来る人の仕事を、徹底的に分解する。
ひとつ、ひとつ、細かくピックアップする。

取るべき行動を、具体的に表現する。

例えば、
「親密にコミュニケーションをとる」ではなく、
全ての顧客に対し、
3か月に一度、電話をかけ、
当社のサービスに対する感想を聞く。

例えば、
「売り上げを伸ばす」ではなく、
チラシを毎週200戸に配布する。
インターネットの情報サイトに広告を出す。
毎月300名にサンプルをプレゼントする。

この項、更に続く。