なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか? (その4)最終回2010年08月08日

なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?
なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?
―行動のための自己変革トレーニング
笹氣 健治 (著)   堀之内 高久 (監修)
秀和システム   1,200円

p103
わだかまりを解消する4つのプロセス
 プロセス1 わだかまりの感情を言葉にする。
 プロセス2 わだかまりの原因を明確にする。
 プロセス3 期待やこだわりを把握する。
 プロセス4 期待やこだわりを見直す。

p110
わだかまりは自分の期待やこだわりから生じたものであることに気づいたら、
次はその中に不都合な信条体系が潜んでいないか点検する。

p115
解決志向アプローチ
原因の方ばかりに意識が向き易いが、そういう原因への対処が本当の解決策になるとは限らない。
それよりも
「理想的な目指すべき状態」を想定して、それを実現するにはどうすればいいかを考える「解決志向」が有効だ。

p123
ミニワーク4
質問1
どうなったらいいだろうか?
質問2
理想の状態が100点満点だとしたら、今の状態は何点だろうか?
質問3
今までにどうのようなことが役立ったろうか?
質問4
いま自分に出来ることは何だろうか?

p130
それでもまだ行動に移せない人がいる。
新しい知識を素直に受け入れることが出来なかったり、受け入れるのをためらったりする人がいる。
一旦は「今度の知識は使えそうだ」と納得しても
「やっぱり何か引っかかる」
「この方法は本当に正しいのだろうか」
「この方法が使えないような例外はないのだろうか」と考えてしまう。
その背景には
「この方法を習得するためにかける時間や労力がムダになってしまうことはないだろうか」
という不安がある。
このような状態は、
無駄な事はしたくない、効率的にやりたいという
「効率を求めすぎている」心理パターンがあてはまる。
まさに行動に移せない心理パターンの悪循環だ。

この悪循環を断ち切るためには、
行動レベルでの取組みを繰り返すことが有効だ。

p133
新しい方法を学んだのに、
今までのやり方を変えることを面倒に感じる人がいる。
なぜ指摘を受け入れられないのかというと、
せっかく今までやってきたことが最初からやり直しになって、とても面倒なことになるのを恐れているからだ。
だから新しいやり方を拒否してしまう。

p134
新しいやり方を取り入れることで、
今までの自分のやり方が否定されてしまうと感じてしまう人がいる。
この場合の問題は、
新しい方法か、今までのやり方か二者択一で考えてしまっていること。
両方とも習得して場合に応じて使い分けることが出来るようになれば、
問題解決能力が高まる。

新しいことをもし自分が使いこなせなかったら、と不安になる人がいる。
自分の能力の限界をしるという恐怖。
こんな人は、まずは今までの自分をねぎらう。
「今まで自分は良く頑張って努力してきた。」
これまで頑張ってきたので、ここで少しだけ休んでエネルギーを補充してみてどうか?

もしかすると、今あなたは自分が何のために人生を送ろうとしているのか、考える時期にきているのかもしれない。

p142
世の中なんで思い通りにいかないことばかりなんだろう?
このように苦しまないためには執着を捨てることだ。
「思い通りにならないことは人生にはつきもので、どのような結果も積極的に認める」

ここでちょっと立ち止まって考える。
その欲求は、あなただけにメリットがあるものになってないか?
その欲求は、それを向けられた相手にとっても本当にメリットがあるものなのか?欲求を押し付けてはいないか?

この項、以上で終わり。

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