妻のトリセツ2019年01月30日

妻のトリセツ
妻のトリセツ
黒川伊保子 (編著) 講談社+α新書 864円

著者は、
人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。

脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に、
妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策を指南する。

理不尽な妻との上手な付き合い方とは。
女性脳の仕組みを知って戦略を立てなければ・・・。

女性脳は、共感欲求が非常に高い。
「わかる、わかる。そうだよね。」が必要。
共感されると、ストレスが解消される。
妻の話には、問題解決は不要。
「わかる、そうだね」、と共感することこそが最大のプレゼントである。

「うん、うん、わかるよ。」
「ひゃー、そりゃ大変だ。」
と頷きながら聞いていればよい。

昔やらかした失敗は、ただひたすら謝り続けるしかない。
真摯に謝る。
何度も何度も何度も、謝るしかない。
言い訳をしてはいけない。

名もなき家事が妻の負担になり、妻を追い詰めている。
名もなき家事に太刀打ちできない男性脳が、
名もなき家事と戦っている妻を助けることは、不可能に近い。
だから、
妻をねぎらうしかない。
さらに上を目指すなら、「名もなき家事」の存在を知覚し、
それを言葉に出してねぎらう。
「いつもありがとう」
そして、
妻がしている名もなき家事の一つを
自分のタスクにすることを申し出る。

例えば、
・冷蔵庫の製氷機の水を切らさない。
・コーヒーを切らさない。
・コーヒーを入れる。
・洗面所の鏡をきれいにキープする。
・毎朝ペットに水とご飯をやる。

妻をひどく傷つける言葉がある。
「言ってくれれば、やったのに。」
これが、ダメな言葉の代表格だ。
女性にとっては、「察すること」イコール「愛の証」である。
「言ってくれれば、やったのに。」は、察することを放棄した言葉であり、
「僕はあなたに何の関心もない」
「あなたを大切に思っていない」と同義語である。

妻の愚痴に対しては、
「わかるよ、大変だね。」と言えばいい。

女性脳との会話の黄金ルール、

絶対に心を否定しない。
事実は否定しても、その前に、心を肯定する言葉をかけるべし。
「そうそう、そうだよね。」と無責任に言っておいても良い。

結婚記念日は最大のポイント。

記念日をより幸せな記憶にするためには、
予告と反復を。

女性脳は、何かを楽しみ待つのが大好きだ。
予告するだけで、
実際には何もしていない時間も、浮き浮きと過ごしてくれる。

サプライズは、逆効果になることもある。

お土産作戦は、有効。
普通の何でもない日に、高価でもないものをお土産に買って帰る。
「美味しそうだったから」
「大人気で評判だから」

エスコートをルールとして身につけよう。
・妻と歩くときは、車道側を歩く。
・階段を降りるときは、足元を気遣う。
・レストランやカフェでは、奥の席に座らせる。
・レストランやカフェでは、妻が座るのを待ってから座る。
・ドアを先に開けて待つ。

「愛してるよ」
「大好きだよ」が言えないなら、
「ありがとう」でも十分だ。

察することが愛情だと思う女性脳。
褒めて認めてもらいたい女性脳。
ときには、愛の言葉や優しい言葉をも欲しがる女性脳。

頑張らねば・・・。

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