あたりまえのことをバカになってちゃんとやる(その1)2010年04月16日

あたりまえのことをバカになってちゃんとやる
「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」
小宮一慶著
サンマーク出版   1,470円

今年の12冊目。

最近、小宮一慶さんの本も読んでいます。

p29
人のために生きる?
ということは、自分を犠牲にするのか?
そうではない。
よい仕事をすれば、お客様に喜んでもらえるし、企業価値も高まる。働く社員も潤い、働き甲斐があるので、自分自身も高めることができる。
本当によい仕事をするということは、自己犠牲なんかしなくても、人に尽くすことができる。

p45
「弱肉強食」ではなく「優勝劣敗」である。
優れた者が勝ち、劣ったものが敗れる。
ライバルを蹴落とすのではなく、自分が優れたことをするよう全力を尽くせばいい。
自分もライバルも、お客様に対してよい仕事をして、よりよいサービスを提供すると、切磋琢磨して市場を広げながら、どちらも発展していく。
例えば、パナソニックとソニー。


p65
ただの事務処理だけならOJTをある程度やれば誰でもできるようになる。
でも、目の前の仕事を本質まで掘り下げられるかどうかで、その道でプロになれるかどうかが決まる。
目の前の仕事にかかわる分野について、現象の本質や物事の根本を掘り下げて理解しようとするかどうかで、その後の自分の人生に深みや広がりが出てくる。
どんなことでも深く掘り下げる。
せっかく目の前に題材が与えられたのだから、深く勉強しておけばいい。
どんな分野でも、3時間もあれば入門書を1冊読むことができる。
も少し頑張って、30時間チャンと勉強すれば、基本的な考え方の枠組みを身につけることができる。
これまでとは全く別のものの見方や物差しを手に入れることができる。

この項、続く。