定年後、その後(その4)最終回2026年09月04日

定年後、その後(その4)最終回
定年後、その後
楠木 新 著    プレジデント社    ¥1,430

続き、最終回です。

70歳代以降になると、やりたいことが出来なくなる。
やりたいことがあるなら、その時にチャレンジしなければならない。

同年代の価値観の合う人たちとの軽い付き合いが、
老後を楽しくするポイント。

友人・仲間をたくさん持っていると感じている人や、
外出頻度が高い人、
収入を伴う仕事をしている人ほど、生きがいを十分感じている。

老いの実感
・歩く速度が遅くなる
・スケジュールを間違う
・海外旅行が億劫になる

老いには多様性があって、個人の個性の問題。
ならば、
老いを必要以上に怖がらずに、
自分にとって大切なこと、自分が楽しめることを好きなようにやっていけばよい。

還暦以降に20年も30年も時間があるのは、
今までの人類の歴史の中で、現代に生きる私達だけが享受できること。
(ちなみに、1958年の日本人の平均寿命は、男性が64.98年、女性が69.61年)
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-02-01.html

「死ぬ前の1か月に食べる昼食」ベスト30をランキングしてみる。

80歳代になったら、今までお世話になった人にお礼をキチンと述べる。

70歳代以降を生きるにあたって、子供との接点は、一つの生きがいに出来る可能性があるのではないか。

隠居こそが目指すべきゴールかも。
仕事を退いてのんびり暮らすだけでなく、好きなことをして過ごす。
画家の伊藤若冲は、40さいで青物問屋の家督を弟に譲って絵を描き始めた。
伊能忠敬は、49歳で家業をすべて長男に譲って、全日本地図を作った。(本当は、地球の外周を測量したかったのだそうだが・・・)
この二人は、かなり以前から隠居の準備をしている。

幕末の歌人、橘曙覧(たちばなあけみ)の「独楽吟(どくらくぎん)」から
・たのしみは 妻子むつまじく うちつどひ 頭ならべて 物をくふとき
・たのしみは 物識人に稀にあひて 古しへ今を 語りあふとき
・たのしみは いやなる人の来たりしが 長くもをらで かへりけるとき

これをまねして
「たのしみは ・・・・・ とき」というのを一つずつ作って見るのも面白そうだし、ごく普通の暮らしの中から楽しみを見出せる。
和歌でなくても、ノートやパソコン、スマホにメモしてみる。

・自分の好きなことをやる
・他人に役に立っているという実感を持っている
・嫌なことはしていない
・ものごとの良い面を見ることができる

この項、これにて終了。