デッドライン仕事術 その42010年02月01日

デッドライン仕事術
「デッドライン仕事術」
吉越 浩一郎  著
(祥伝社新書 740円 の続きです。

会議の正しいやり方 1
プロセスまで含めて「情報を共有化」することで。現場の判断力を上げる。


会議の正しいやり方 2
会議で取り上げるかどうか、といったことで悩まない。
小さな案件でもドンドン取り上げて、リーダーが即断即決していくべし。

会議は「物事を話し合う場」ではなく、「物事を決める場」なのだ。
みんなで話し合おうとするから無駄に長引く。


会議の正しいやり方 3
ブレーンストーミングなどせず、担当者に徹底して考えさせる。
担当者は「結論」まで用意して、会議に諮る。

担当者は問題提起をするのではなく、
「こういう問題がありますが、こうすべきだと考えます」と最終的な結論までたどり着いたものを、
そのまま議事録に書けるような完成度で会議に持ってこなければならない。

会議で取り扱われる問題に対する「当事者意識」がなく、「誰かが何とかしてくれる」という甘えをなくすには、
会社と言うチームが駅伝のような協議を戦っているのだという意識を持てばいい。
駅伝は団体競技とはいえ、個人にかかるプレッシャーはものすごく大きい。
自分がタスキを繋がなければ、チーム全体が棄権することになる。

いきなり会社全体で導入するのは難しいが、
「小さな三角形」のトップが自分の部下を相手に始めるのは可能だ。
最初は毎日ではなく、たとえば週に1回、月曜日の早朝だけでもいい。
その週にやるべき業務を、各担当者に結論まで言う形で報告させて、
それについて厳しく突っ込みを入れながら、デッドラインをつけていく。
そして翌週の会議で、先週つけたデッドラインをしっかりと追っていく。
デッドラインを一つ一つ潰し、また新たな仕事のやり方とデッドラインを決めていく。
この繰り返しが部署の効率を押し上げ、成果をもたらす。
担当者に向き合うリーダーにも相当な覚悟が求められる。
会議は「物事を決める場」だ。
最終的に決断を下すのはリーダーの役目。

職場の効率を高めるのは、この会議を「続ける」ことだ。
緊張感と効率アップは、この会議をやめた途端に元に戻る。


リーダーの心得 1
仕事は部下に任せて、「デッドライン」で管理する。
部下の仕事の「方向性のズレ」は、見逃しがちなので要注意。

部下にとって最高の褒美は、「上司が何も言わないこと」
上司から仕事を任されrた部下は、厳しいデッドラインに四苦八苦しながらも、
それなりにやり甲斐を感じている。
デッドラインさえ守れば、仕事のやり方は自分の思いどおりにできるから楽しくもなる。
仕事を楽しめれば、効率も上がる。


リーダーの心得 2
部下の嘘は絶対に許さずに、厳しく対処する。
危機には、「火消し」 → 「「再発防止」 → 「横展開」で対処する。


リーダーの心得 3
上司はいつも、ユーモアのセンスを磨くよう努力すべし。

笑いというのは、緊張した空気をリラックスさせるだけでなく、
一緒に笑った人間同士は、それだけで仲間意識を持てる。


リーダーの心得 4
トップマネジメントは、どの分野に関しても「現場の担当者」の次に詳しくあるべし。

リーダーの中のリーダーであるトップマネジメントの立場に居る人間は、
努力して現場に肉薄する必要がある。
それができない人間は会社の経営者とおしての資質に欠ける。
トップマネジメントは会社のすべてを俯瞰する位置に居るから、その守備範囲は会社の中で一番広い。
その広い現場のことを詳しく知ろうとすれば、
そんな勉強や情報収集だけでも大変な時間がかかる。
しかし、手お抜いてはいけない。
現場のことを知らないと、そこで起きている不正や怠慢などの問題点が見えてこない。


リーダーの心得 5
経営の仕事の答えは、すべて「現場」にあると心得よ。

以上でこの項、修了

吉越式利益マックスの部下操縦術2010年02月02日

吉越式利益マックスの部下操縦術
今年の3冊目

「吉越式利益マックスの部下操縦術」
吉越 浩一郎 著   幻冬舎  952円

一昨年くらいから、この著者のファンです。


性別よりも能力別のスタンスで

「ガラスの天井」という言葉があり、目に見えない障害があって
実際には頭打ちとなり、その先に進むことができない。
男女の別なく昇進できるシステムでありながら、
実際には女性の昇進を妨げる現実を「ガラスの天井」という。
大切なのは、評価して認めること。
さらに上を目指していけるという確信を与える処遇でなければならない。


上司も部下を選べない

部下が上司を選べないのと同様に、
管理職やリーダーも部下を恣意的には選べないと心すべし。
あてがいの部下を活用して業績を上げるからこそ、
リーダーの手腕が評価されるのである。
チームとしての目的、ゴールを高々と掲げ、
全員が同じ方向を向いて走り出せるように、
旗印を鮮明にすることが大切。
部下に、どう戦力として経験を積ませていくか、ここを考えよ。


会社のための出血なら厭わない

改革には犠牲と抵抗がつきもの。
そこを突き破っていかなければ、会社の改革など実現できない。
その時の判断基準は、「会社のためになるのか」ということだけ。
成功するまでやれば、必ず成功する。
失敗とは、挫折したり、壁にぶち当たって足止めを食わされることを言うのではない。
目標に向かう努力を放棄し、背中を向けてしまう。
これを失敗という。
諦めなければ必ず成功する。

この項、続く。

吉越式利益マックスの部下操縦術 (続き)2010年02月03日

吉越式利益マックスの部下操縦術
「吉越式利益マックスの部下操縦術」
吉越 浩一郎 著   幻冬舎  952円

続きです。

「ホウレンソウ」ではなく、デッドラインで仕事の進行を管理し、
仕事の遂行自体は部下に一切任せる。
時には仕事量を分割して、
小分けにした仕事量に応じてデッドラインを設ける配慮も必要。
しかし、デッドラインを守るための方法論は教えない。
ここが肝心。
デッドラインで仕事をするということは、自ら考えることを要求される。
部下は自立的に時間を管理し、最終的に効率を上げる手法を自ら学んでいく。

仕事に対する甘えを捨て、責任を持って自分の領域を全うするプロになって欲しい。
デッドライインというお互いに決めた約束の前では誰一人、逃げも隠れもできない。
管理職にもその資質が問われる。
会社の上層部に対しては、デッドラインは部下と共有すべき。
時には尻拭いすることも覚悟しておく。

自分の信念と会社の方針にどうしても折り合いがつかないなら、
覚悟を決めて自分がその会社で働くというスイッチを切る選択肢もある。

同じ量の仕事をいかに効率よく短時間で完遂させるか。
効率を上げることで同じ時間内での生産性を高めて、
業績に貢献する、それを継続していく。
これこそ率先して部下に示さなければならない「ワークライフバランス時代」の働き方だ。

この項、終わり。

「超具体化」コミュニケーション実践講座2010年02月06日

「超具体化」コミュニケーション実践講座
「超具体化」コミュニケーション実践講座
小宮一慶 著   プレジデント社 1,200円

最近、この小宮一慶さんにも、はまっています。

経営には3つの要素がある。 
 1 人を動かす
 2 企業を方向づける
 3 資源を最適配分する

コミュニケーションの第1は心理バリアを下げること。
人は理屈だけでは動かない。
いやな人から言われたことはやりたくない。

人間を9タイプに分けるエニアグラム活用法
参考図書
「9つの性格」 鈴木秀子著 PHP研究所

「相手はわかっていない」という前提に立ってこそ、コミュニケーション力が上達する。
ひとそれぞれに価値観が違うからです。

「頑張れ」ではなく「朝から3件まわれ」と言う。
「頑張れ」と言う言葉には具体性がないから。
「頑張れよ」では足りない。言い方を変えなくてはいけない。
「頑張れよ」では、意味不明だ。

書くことで格段に向上するコミュニケーション力
 1 具体的にイメージしてみる
 2 それを文章に書く
 3 文章を読み直して書き直す
この3つのステップを習慣にすれば、具体化力が身につく。

この項、続く。

「超具体化」コミュニケーション実践講座 (続き)2010年02月07日

「超具体化」コミュニケーション実践講座
「超具体化」コミュニケーション実践講座
小宮一慶 著   プレジデント社 1,200円

続きです。

具体化によってコミュニケーション力をつける7つのポイント
 1 「本当?」、「なぜ?」、「それから?」、「どれくらい?」で具体化する。
 2 漠然とした話で納得してはいけない。
 3 必ず例え話をする。
 4 自分がイメージしていることを再現しながら話す。
 5 話したことを文章にしてみる。
 6 相手に繰り返してもらう。
 7 数字は究極の「具体化」である。

相手に行動を起こしてもらうためのキーワードは
「バリュー」と「インパクト」だ。
「バリュー」とは、相手にとっての価値。
普段から相手のことを気遣うことができない人は、
相手のバリューを見つけ出せず、コミュニケーション力が低くなりがち。

インパクトを出すための8つの行動
 1 普段から「ウケる」話を心がける
       落語は役に立つ
 2 相手のことを知る・・・・一度だけで決めようとしない
 3 相手の「論理レベル」に合わせる・・・・難しいことを簡単に話す
 4 「意外性」をうまく取り入れる
 5 8割は熱く、2割はクールに
 6 ものごとを分解して「超具体化」するクセをつける
 7 「代弁者」の威を借りる
 8 ゆっくりしゃべらない・・・・緩急をつけることが大切

「教える」と「伝える」とは違う。
「伝える」ができるためには、自分が感動すること。

自発的に動いてもらうための「自尊心」と「自負心」
仕事ができずに自負心(自信)は芽生えない。
そのためには勉強してもらわなければならない。

人望や人徳を得る努力を
素直さと謙虚さがある人には、多くの人がアドバイスをくれ、協力してくれる。

この項、終わり。

クリスマスローズ開花2010年02月08日

クリスマスローズ開花
今年も咲いてくれました。
白い方は、もうちょっとかかりそうです。

今年は花が終わったら、株分けしなければ・・・

東京スカイツリー2010年02月09日

東京スカイツリー建設中
新しい東京タワー
東京スカイツリーが建設中です。

289mまで出来ていました。
完成したら634mになるそうです。

完成後にまた観に行かなければ・・・

福岡県警察音楽隊2010年02月11日

福岡県警察音楽隊
福岡県警察音楽隊 第45回 定期演奏会に行ってきました。

場所は、アクロス福岡のシンフォニーホールでした。
休憩を2度はさんで、全3部構成の2時間30分。

第2部のドリルステージは、さすがでした。

詳細は、こちらから。
http://www.police.pref.fukuoka.jp/index.php?type=article&mode=articleList&categoryid=8

某社の取締役総務部長さんご夫妻のお姿をお見かけしました。
世間は狭い。

食堂かたつむり2010年02月12日

映画「食堂かたつむり」を観に行きました。
主演は柴咲コウ。
ほのぼのと、暖かい気持ちになる映画です。
少しだけ「ファンタジー」っぽい。

主題歌「旅せよ若人」の作曲は、浜田省吾です。
ちなみに、作詞は原作者の小川糸(作詞家としてのペンネームは春嵐)で、
歌っているのは、岡野昭仁 from ポルノグラフィティ、
「旅せよ若人」です。

http://www.fairlife.jp/discography/index.html

サヨナライツカ2010年02月13日

映画「サヨナライツカ」を観て来ました。
中山美穂が綺麗でした。

個人的には、
先日観た「食堂かたつむり」の方が気に入りました。

R15指定になっていた理由がわかりました。
ちょっとドキっとします。

公式ホームページは、こちらです。
http://sayo-itsu.com/