日本一心を揺るがす新聞の社説 22016年03月22日

日本一心を揺るがす新聞の社説 2
「日本一心を揺るがす新聞の社説 2」
希望・勇気・感動溢れる珠玉の43編
水谷 もりひと 著   ごま書房新社  1,200円+税

「日本一心を揺るがす新聞の社説」の続編です。

2011年5月10日初版発行、
本の冒頭に、3.11の光景が書かれている。

大渋滞で、1回の信号で1台しか前に進めない。
誰もが譲り合い、穏やかに運転している。
10時間の間、お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。

夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、
とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが、無料でパンを配給していた。

4時間の道のりを歩いて帰るとき、
「トイレのご利用どうぞ」と書いたスケッチブックを持って、
自宅のお手洗いを開放していた女性がいた。

避難所で、
おじいさんが「これからどうなるんだろう?」と漏らした時、
隣にいた高校生の男の子が、
「大丈夫!大人になったら、僕らが絶対に元に戻しますから!」

日本は、まだまだ捨てたもんじゃない、と思える話ばかり。

人間の賞味期限は、
新しいことに挑戦しようとする意欲がなくなる時。

脳をプラス思考、プラスイメージ、プラス感情という、
この3つの状態にすれば、誰でもツイてる脳になります。
ツキと運は、偶然訪れてくるものではなく、
ツキと運を引き寄せる思考をしている人の「実力」だった。

「僕はAKB48を通して、娘を理解することができました。」
子どもが夢中になっていることを否定したり、
無関心であったり、受け止めないでいることで、
子どもは親とどんな会話をしても、面白くないと思っているんじゃないだろうか。

東京、赤坂にある「愛と感動のレストラン」、名は「カシータ」。
一度行ってみたいものだ。

商品の魅力は、商品そのものの品質や機能より、
その商品が持っている「物語」にある。
「物語」がブランドになっていく。
品質的にも機能的にも、さほど差がない商品ならば、
価格を安くするよりも、「物語」をPRした方がいい。

この項、続く。