部下を持つ人のコーチング入門(その3)2021年05月25日

部下を持つ人のコーチング入門(その3)
部下を持つ人のコーチング入門
伊藤 守 (著)  出版社: アスペクト 税込 1,320 円

ちょっと間が空きましたが、更に続き(その3)です。

上司がコミュニケーションをとる目的は・・・
チームで仕事をするには、普段からの意思の疎通が求められる。
自分は十分に理解されていると思うからこそ、部下は安心して働くことができる。
十分なコミュニケーション、意思の疎通は、部下に安心感をもたらす。
安心感がベースにあることで、関心が引き出され、行動へと転化する。
やる気のベースは常に安心感にある。

リーダーのコミュニケーション能力が上がることは、直接、間接的に生産性に影響する。
コミュニケーションの能力とは、
「速やかに価値を創出することを目的にデザイン(設計)された話の聞き方,話し方」である。

優れたリーダーは、知らないことは、知らないと認めることができる。
リーダーの条件とは、
質問されたことに対する真摯な態度と、
相手を啓蒙する「効果的な質問」を作り出す能力にある。

質問をするときの3つの原則
1.質問は1回に一つだけ
2.質問を重ねること
3.答えてくれたら「ありがとう」とお礼を伝える

2.質問を重ねるには、
「元気か?」
「はい」
「元気を維持する秘訣は何?」
「フットサルをしてます」
「ほう、どこでやってるの?」
などなど。
「もう少し詳しく話してみてくれないか」でもいい。

3.お礼を伝えると、次の会話につながる。

自分に対してしてほしい質問を自分で用意して、
自分のコーチやパートナーにその質問をしてもらうのがいい。
自分が用意した質問を自分に向けてしてもらうことで、視点が変わる。
仕事、健康、人間関係、コミュニケーション、
これらについて定期的に質問してもらうと、
自分を振り返り、自分の行動や周りへの影響を知るために効果的である。
・今日の優先順位の一番は何?
・今日で終わりにすることは何?
・健康のために、今日は何をする?
・チームに対してどんな貢献をしようと思ってる?
・今日は何歩歩きますか?

コミュニケーションの約束事
・質問に答えてくれて、ありがとう
・質問してくれて、ありがとう

質問をして次にすること
1.待つこと。そしてもっと待つ。
2.正直でいる
3.相手の求めていることを聞く
4.ネガティブな反応をしない
5.自分がそこにいることを伝える(あいづちをうつ)

この項、さらに続く

皆既月食(しかもスーパームーン)2021年05月25日

明日(5/26)、皆既月食が見られるらしい。
しかも、スーパームーン。

時間は18時45分くらいから。

詳しくは、ググってみてください。

天気が心配。