すーちゃん2014年06月23日

すーちゃん
「すーちゃん」
益田 ミリ 著  幻冬舎 2006年発行  1,200円

これが、すーちゃんシリーズの第1作。

1 「すーちゃん」(2006年)
2 「結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日」(2008年)
3 「どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心」(2010年)
4 「すーちゃんの恋」(2012年)

ということで、2年ごとに出版されています。
2009年に、幻冬舎文庫にもなっています。
494円(457円+税)です。

映画「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」の原作本です。
http://sumasa-movie.com/

p.29
ある日のまい子さん
スーパーで落ちていた商品を見つけたけど、
面倒で拾ってあげなかったことを、ほんの少し後悔した。

p.33
すーちゃんの想い
本当のあたしってなに?
本当のあたしがどこかにいるとしたら、どこにいるんだろう。

ある日のすーちゃん
いつもは適当に渡る横断歩道だけど、
子供がいたから信号を守った。

変わりたいと思っている。
今より少しいい人に変わるだけでいい。
どうしてそう思うんだろう。
今よりいい人になると、どうなるんだろう?
幸せになれるとか?
あたし、今、幸せじゃないの? 少なくとも不幸じゃない。
幸せを目指して生きることが正しいこと?
幸せって、目指すもの?
目指すってことは、ゴールがあること。
幸せにゴールってあんのか?
取りあえず風呂入ろ。

あたしって嫌な人間?
違う。嫌なとこがあっても、いいとこもある。
嫌な奴に変わったんじゃなくて、「あたし」はいろいろいるんだ。
いろいろいて、それがあたしという人間。
嫉妬したり、うらやんだり、ひがんだり、
まいちゃんといういい友達がいたり、
いい人にもなりたいと思っているあたしは、世界に一人しかいない。
自分探しってなんだよ。
世界にたった一人しかいない本物の自分を、自分が探してどうすんの。
そうれじゃあ自分がかわいそうだよ。

いろんなあたしが、ひとりのあたしを形つくっている。
自分を変えるって考えるんじゃなくて、「新しいあたし」を増やしていく。
って感じでいいのかも。
合体して強くなっていくあたし。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
福岡のプロ野球チームの名前は、福岡ソフトバンク????
(全角カタカナで4文字)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mansion.asablo.jp/blog/2014/06/23/7352037/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。