これからの高齢化社会とマンション管理のあり方について(その1)2015年07月02日

たまには、真面目なマンション管理の話題を。

「区分所有管理士」という資格があります。
一般社団法人マンション管理業協会が認定する民間の資格です。
5年ごとに更新しなければならず、更新には
「講習の受講」又は「小論文の提出」が必要です。

以下は、私が登録更新のために書いた小論文です。

テーマ:「これからの高齢化社会とマンション管理のあり方について」

国土交通省によると、全国のマンションストック戸数は
平成25年末現在で約601万戸であり、
この5年間で56万戸増加している。
居住人口は約1,480万人と人口の11%を超えており、
わが国の社会資産としてその重要性は年々増してきている。

一方、日本では急速な高齢化が進行してゆくことが予測されている。
平成22年の国勢調査によると、
65歳以上の高齢者は、2,948万人でその割合は23%である。
国立社会保障・人口問題研究所の
「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」によると、
平成32年には65歳以上の高齢者は、3,612万人で
その割合は29%に増大する。(出生中位、死亡中位推計)

65歳以上の高齢者は、
平成42年では、3,684万人で、31%、
平成52年では、3,867万人で、36%と、
その実数も割合も増え続けていく。(表1参照)

表1 総人口、65歳以上人口、及びその割合

       総人口数   65歳以上人口 割合
平成22年 12,805万人   2,948万人    23.0%
平成32年 12,410万人   3,612万人    29.1%
平成42年 11,661万人   3,684万人    31.6%
平成52年 10,727万人   3,867万人    36.1%

出典:「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」
(出生中位、死亡中位推計)
国立社会保障・人口問題研究所

この項、続く。