あの国の本当の思惑を見抜く 地政学(その9:最終回)日本と朝鮮半島2025年12月09日

あの国の本当の思惑を見抜く 地政学(その9:最終回)日本
あの国の本当の思惑を見抜く 地政学
社會部部長 (著)  サンマーク出版   1,800円+税

続きです。
最終回は日本です。

日本にとって今も昔も最も重要な地政学的課題は、朝鮮半島を守ること。
大陸勢力に対する日本の防衛線は、朝鮮半島と海の二重となっており、
日本は可能な限り大陸勢力の進軍を朝鮮半島でせき止め、
それが突破されれば九州で上陸を防ぐことを目指してきた。
・白村江の戦い(663年)・・・・水城や山城
・元寇(1274年と1281年)・・・・福岡市の元寇防塁
・豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592年と1597年)
・日清・日露戦争(1894年、1904年)
・現代の北朝鮮問題

幕末になると、ロシアが大陸から
アメリカ、イギリス、フランスなどの列強が海から同時に迫ってきた。
ロシアこそが当時の最大の脅威であり、大陸に緩衝地帯が必要だった。

今日、日本と韓国は中国と北朝鮮という共通の脅威と直面している。

日本がユーラシア大陸の大陸国家と対峙するには、
他の海洋国家の助けを必要とする。
韓国、台湾との関係も重要。

地政学から学べること
・大国は皆不安を抱えている、どの国も特有の弱みを抱えている

アメリカは、
もしユーラシア大陸でアメリカを上回る超大国が成立すれば、太刀打ちできるだろうか、という不安を抱いている。

ロシアは、
自分たちは被害者で、アメリカがヨーロッパと組んで自分たちを脅かそうとしているとの見方が強い。

中国も、
日本を恐れている。
でも、今の最大の恐怖対象はアメリカ。
アメリカはアジア地中海の制海権を握っていて、中国東部を攻撃できる立場にある。

「相手も自分を恐れている」
恐怖の本質は、不確実性。
話し合いが必要なのは、この不確実性を軽減できるから。
お互いに生存を脅かすつもりがないのであれば、それを粘り強く伝え合うことで戦争の可能性は下げられる。

・アメリカは、なぜ世界中に基地を設けるのか?
・ロシアはなぜ領土拡大にこだわるのか?
・中国はなぜ強硬な態度に出るのか?
・日本はなぜ大陸の奥に突き進んだのか?

日本はどんな国になるべきなのか?
潜在敵国を絶対的な悪者と見ないこと。
話し合い、お互いの理想と現実を明らかにすれば、安全保障のジレンマを軽減し、平和的に解決する道が開ける。
日本の国益を最大化するには、粘り強く対話を続けることが最も妥当な手段だ。

この項、ようやく終わりです。

地政学、面白いです。
この本は、最初は図書館で借りて読んでましたけれど、
ずっと手元に置いておきたくなったので、ネットで購入してしまいました。
ご興味がある方にはお貸ししますよ。

おススメの1冊です。

「13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海」という本も面白かったです。
https://mansion.asablo.jp/blog/2025/09/04/9800819

それから、
「第三次世界大戦はもう始まっている」という本で、地政学に興味を持ちました。
https://mansion.asablo.jp/blog/2025/07/29/9792380

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