人生に悩んだら「日本史」に聞こう(その2)2014年07月22日

サインしてもらった
「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」 幸せの種は歴史の中にある
ひすい こたろう、白駒 妃登美著  祥伝社  1,300円

続きです。

写真は、「こころに残る現代史」に書いていただいたサインです。
ちょっと、嬉しいし、自慢。

前回の続き。

西郷隆盛の哲学。
人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己の誠を尽くし、決して人を咎めるようなことをせず、
自分の真心の足りないことを反省せよ。

先人に学ぶ、人生の「楽しみ方」

四十八茶、百鼠。(しじゅうはっちゃ、ひゃくねずみ)
解説は長くなるので、省略。

欧米の登山家は、「山を征服する」と言うが、
日本人の登山家は、山を征服の対象と考えていない。
「山に登らせていただく」という感覚。
登らせていただいて、ありがとうございますと感謝する心。
高い技術力を、自然を征服するために使わず、自然と共生する道を選ぶ。
それが日本人の人生の楽しみ方。
例えば、火薬の使い方。日本人は、花火に使った。

先人に学ぶ「愛」される理由

坂本龍馬のモテる技術。
それは、相手の望んでいることをまず知ることにある。

西郷隆盛は、妻の料理に、
「これはよくできました。おいしゅうございます。」と
ひとつひとつ、褒めながら口にしたそうです。
身近な妻に対しても、ちゃんといいところを見つけて、
照れずに言葉にして、褒めてあげる。

豊臣秀吉の「人たらし」の真髄は、
負けた相手に、ちゃんと心を配ることにあった。

人のいいところを見つけると、あなたの中の可愛げが育まれます。

この人だと思ったら、
自分の殻を脱ぎ捨て、相手の懐に飛び込んでみる。
すると、相手もそれに応えてくれるから、がっぷり四つに組める。

人から信頼される方法は、まず自分から先に信頼しちゃうこと。
人間関係は、鏡の関係。
嫌えば、嫌われるし、信頼すれば、信頼される。

この項、もうちょっと続く。