より少ない生き方 ものを手放して豊かになる(その1)2022年09月24日

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
より少ない生き方  ものを手放して豊かになる
ジョシュア・ベッカー 著  桜田直美 訳
かんき出版    ¥1,650

「月10万円で より豊かに暮らす ミニマリスト生活」で紹介されていた本です。
https://mansion.asablo.jp/blog/2022/08/11/9516738

この本に登場するミニマリストの事例

・家にあるものを1,000個減らして、自分でもびっくりした。
・丸1年、服をまったく買わないという目標を実行し、買い物の習慣が一変した。
などなど・・

ミニマリズムとは、
いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除すること。

ミニマリズムのいいところは、ものが減ることではない。
本当の利点は、豊かさが増えること。

ミニマリズムとは「整理整頓」ではない。
今あるものを、ただ片付けるのは、一時的な解決策でしかない。
片づけを永遠に繰り返すことになる。

大切なのは、自由になれたと実感できるレベルまで、所有物を減らすこと。

家じゅうのものを処分するまでに、ほぼ毎日作業しても3カ月はかかった人もいる。
ミニマリストになるのは簡単なことではない。

いらないものを処分していく過程で、自分自身を見つめ直すことにもなる。

まずは、一番簡単なところから始めよう。
・車の中
・引き出しの中
・リビング
・洗面所の戸棚
小さな場所だけでもスッキリすれば、ものの少ない生活の快適さが実感できる。

著者のおすすめは、家の中でよく使う場所から始める方法。
・リビング
・寝室
・トイレ
・お風呂場
・洗面所

より少ない生き方を何故目指すのか、その理由を考える。
まだ何も手を付けていない段階で、自分がミニマリストを目指す理由を時間をかけてじっくり考える。
理由はたくさんあるだろう。
理由が決まったらそれを紙に書いて見えるところに貼っておく。
例えば、
・あわただしい毎日から抜け出したい。
・小さなマンションに引っ越したい。
・家の片付けから解放されたい。
・いつでも人を呼べる家にしたい。
・自分が死んだ後に残った家族に迷惑をかけたくない。
などなど。

「不要品」と判断する基準を決める。
例えば、
・狭い場所に、ものがたくさんありすぎる。
・もう使わないもの
・もう好きでなくなったもの
・あると散らかった感じなるもの

今すぐにでも始められる小さなステップ
・目標を紙に書く
・よく使う場所で、簡単な片付けから始める
・一部屋ずつ回って、不要品をどんどん集めていく
・2つ以上あるものは、1つだけ残して、あとは処分する
・周りに話すことで、モチベーションを維持する

一つの夢の終わりは、もう一つの夢の始まり。
例えば、
ある人にとって、趣味の大工道具をすべて処分するのは、1つの夢の終わりを意味した。

物を手放すのは、自分の中に思い描いた「なりたい自分」に別れを告げる作業でもある。
所有物を最小限まで減らすのは、1つの夢の終わりを意味することでもある。

この項、続く