面接の達人20112010年07月19日

面接の達人2011
面接の達人2011 バイブル版
中谷 彰宏 著  ダイヤモンド社 1,200円

今度、面接試験の面接官をするので、読んでみました。

p26
生き残るための面接で言わなければならないことは2つだけ。
 1 自己紹介
 2 志望動機

p77
面接の自己紹介で言わなければならないことは、
「今までの自分がしてきたことの中で、一番の自分のクライマックス」だ。

p79
自己PRと自己紹介は同じこと。

p93
所属サークルや肩書きだけで通してくれる会社は
面接官に人を見る眼の自信がない会社。

p99
面接官が一番興味を持って聞いてくれるアルバイトの話は、
そのアルバイトのコツだ。
コツは本当にそのアルバイトをやった者にしかわからない。
そのコツがビジネスに活かせる。

p132
志望動機と会社を選んだ理由は同じこと。
志望動機とは一言で言って、
「これからその会社に入って何をやりたいか」ということ。

p137
「何をやりたいか」と聞かれて、
「営業をやりたい」、「製作をしたい」、「企画をしたい」、「開発をしたい」
では何も言っていない。
部署名で答えるのは筋道が通らない。

p166
ある面接官の話。
僕は自分の一番好きなタイプと、一番嫌いなタイプを通すことにしている。
好きなタイプばかり採っていると、会社の人材が同じタイプにばかりなってしまう。

p167
具体語で話す。
具体語とは、固有名詞と数字だ。

p264
困った質問をされたら、
答えの内容ではなく、答え方が堂々としているかどうかしか面接官は見ていない。

p266
面接の最後に「他に何か質問はありませんか?」と聞かれる。
この質問には大きな落とし穴がある。
本当の面接はそこから始まる。
安心させて本音を見抜こうとしている。
「他に何か質問はありませんか?」とは
「あなたが我が社に対して一番関心のある事は何ですか?」ということなのだ。

p270
面接で話す以前に落ちていることが多い。
 控え室での態度
 「はい」という返事の仕方
 ドアのノック
 自分の学校と名前をフルネームで言うこと
 椅子への座り方

p274
終わったからといって安心してはいけない。
「ありがとうございました。よろしくお願いします。」
と言って席を立つ。
ドアのところで振り返って
「失礼します」と一礼して退室する。
会社の中では、全員が面接官だ。

就職活動をしている学生の参考書だが、
面接官にとっても、役に立つ1冊でした。

採用担当の方は、一度読んでみたらいいんじゃないでしょうか。