沢村さん家のたのしいおしゃべり(その2)最終回2021年09月22日

沢村さん家のたのしいおしゃべり
沢村さん家のたのしいおしゃべり
益田 ミリ (著)  文藝春秋   1,050円

「週刊文春」連載中の人気ホーム・コミックらしい。
知らなかった。

続きです。

母、典江さん
雨が止んだので、買い物に出かけた。
虹が出ている、すごく大きい。
空に虹があることを誰かと共有したり、
美しいものを誰かとわかりあいたい。
この気持ちはどこから来るのだろう?
そして、娘のヒトミさんにメールした。

母、典江さん
美容院でパーマと毛染めをしてもらった。
半日仕事。
お疲れの様子。
「きれいだね」って、誰か言ってくれたら、疲れがいもあるな。
で、
仏壇の前で、
「お母さん見て、きれいにしてきたよー。」

母、典江さんの女子会でも、
娘、ヒトミさんの女子会でも、
宝くじが当たったらって話で盛り上がった。
で、
家に帰って家族の会話。
「でも、結局は、みんなでおしゃべりできるのが、一番の贅沢だなて。」
ヒトミさんは思う。
みんなで集まって食事や会話を楽しむこと、
そんな当たり前のことが、もしも突然、
世界中の人々から取り上げられてしまったとしたら・・・
そんなわけないか。

COVID19で、そんな事態になってしまっている。
一番の贅沢が失われているのか・・・?

この項、終わり。