貯まる生活 : 見えない未来にそなえる家計マネジメント術2015年02月01日

貯まる生活 : 見えない未来にそなえる家計マネジメント術
「貯まる生活 : 見えない未来にそなえる家計マネジメント術」
林 總/著   文藝春秋   1,200円

たまたま、同じ著者の本を続けて読んだ。
偶然です。

貯金を取り崩して毎月やりくりしている真希が、
新幹線の中で偶然出会ったナゾの紳士からレクチャーされたのは
「生涯家計簿」をもとにした、お金の使いかたのルールだった。

支出は収入以下に抑えなくてはならない。
これが家計の大原則。
そして、これから5年先、10年先、生涯を見通して、
収入が支出を上回っていなくてはならない。

生涯収支を考えなさい、ということ。

還暦を過ぎた自分のために、今何をするか。それが重要。

プランニングにおいて重要なことは、
明日何を行うか考えることではない。
明日のために、今日何を行うかを考えることである。
(「ドラッカー 365の金言」)

家計簿の純財産がマイナスになることは、
絶対に避けなくてはならない。
つまり、家計の貸借対照表(バランスシート)をつくって、
純資産がプラスであること。

我が家はどうなんだろうか?
家のローンや、車の負債があるなぁ・・・

大切なのは、
将来の目標を立て、その目標を達成するように予算を決め、
実行に移すこと。

お金は将来の目標を実現するために使う。

目指すべき成果は難しいものにしなければならない。
背伸びをさせるものでなければならない。
だが、実現可能なものでなければならない。
(「明日を支配するもの」)

預金が義務である理由
 1 将来への備え
 2 人生の転換期に遭遇したとき、転換期を上手に乗り切るため

この世にタダのノものはない。
あらゆるものに費用がかかっている。
中でも時間の費用が一番高い。
自由な時間は、
どんな高価なダイヤモンドよりも、はるかに価値がある。

時間を上手に使う人は、
自分の時間が何に使われているのか、常に注意を払っている。
そして、価値をもたらさない時間を意識して排除し、
節約した時間をひとつにまとめて、自分のために使っている。

4つの家計簿をつくる
 1 生涯収入予測
 2 10年間現金収支予測
 3 年間月別現金収支予測
 4 現金収支実績(月次)・バランスシート

2、3、4の家計簿は、
この本の98ページから102ページにかけて載っている。

家計費には、管理不能なものと、管理可能なものがある。
例えば、電気代は管理可能。
でも、節約してもリバウンドが起り易い。
家計費を減らすには、生活そのものを変えなくてはならない。

管理可能な支出
 ・食費、交通費、日用品費、電気ガス水道費
 ・娯楽費、外食費、慶弔費
 ・診療費、市販薬
 ・本代、
 ・その他

うーん、減らすのは難しそうだ。

支出管理のポイント
 1 支出が最も多き科目に注目する
 2 支出は分野にまとめて管理しなくてはならない
 3 必要ならば、やめてしまう
 4 少し改善しただけで大きな効果が見込める科目を見つける
     例えば、自動車を手放す、など・・・

著者紹介
中央大学商学部会計科卒業。公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)、日本原価計算学会会員。経営コンサルティングなどを行う。著書に「わかる!管理会計」など。

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