ここ―食卓から始まる生教育(その3)2011年07月15日

ここ―食卓から始まる生教育
「ここ―食卓から始まる生教育」
内田 美智子、佐藤 剛史 著     西日本新聞社 1,429円

更に続きです。

p.92
先に死にゆくものとして
「子どもが一人で生きていくことができる」ように育てなければならない。

p.97
子どもたちが一人で生きて行くために必要な力とは、次の五つ。

1 心と体の健康
2 生き甲斐・夢
3 よりどころ
4 経済的自立
5 家事

よりどころ。人は一人では生きていけない。
その子が困ったときに、何かの壁にぶつかったときに頼れるよりどころが必要です。
親が生きている間は、子どもにとっては親が心のよりどころです。
しかし、その親が亡くなったあとは・・・。
よりどころ、そして、それを自ら確保できる能力が必要です。
家事。特に食事は大切です。
自分で食事を作れるか、食べることを大事に思えるか、一緒に食べる人がいるか、食事の時間が楽しいか。
子どもたちは、お乳を飲むときからずっと、「何を食べ、どう食べるか」という経験を積んでいきます。
この経験の積み重ねが大きい。
たかが「食べること」、されど「食べること」。誰にでも簡単にできる「食べること」。
それにより、言葉で伝わらない一番大切なことが。お煮しめのように子どもにしみこんでいきます。
子どもたちの生きる力を養う。
それは、先に死にゆく大人の責任です。

p.106
家事手伝いは究極の体験学習でしょう。
家事を通じて、食材という命に触れることができますし、洗濯、掃除、それから感じ、学び取れることは本当に多い。

この項、まだ続く。

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