デフレの正体(その1) ― 2018年02月07日
「デフレの正体」 経済は「人口の波」で動く
藻谷浩介 著 角川書店 (新書) 782円(本体:724円+税)
著者の本業は、講演やアドバイスをして歩くこと。
市街地活性化や観光振興、企業経営など、
地域振興に関する具体的分野で。
そんな講演を基に書き下ろしたのがこの本です。
初版が2010年6月発行なので、データは少し古いですが、
公開され、誰でも閲覧できる(ネットで簡単に)ものばかりです。
例えば、
財務省「国際収支統計」
総務省「国勢調査」など。
あとがきによると、この本の要旨は、
「経済を動かしているのは、景気の波ではなく人口の波、
つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減だ」
ということです。
まえがきより
・・・(前略)、日本はどうしていくべきなのか、
自分たちは、子供たちはどうしたら幸せな人生を送れるのか、(後略)・・・。
この本を読んで単純な事実がわかれば、一気に見通しが開けます。
そのために進むべきステップも、取るべき行動も明白です。
そんなに難しいことではなくて、誰でも自分にできることがあります。
国や役所、他人がどうするのかではなく、まず自分を主語にして考えてみてください。
では本編。
「景気の波」を打ち消すほど大きい「人口の波」が、日本経済を洗っている。
日本は韓国、中国、台湾との貿易収支は黒字である。
では、それらの国に何を売っているのか?
豊かになった向こうの国民が、
日本製品の中でもブランド価値の高いものを買い始めている。
車や電化製品、安心安全が売りの食材やお菓子。
日本経済の停滞は、国際競争に負けた結果ではない。
「内需の縮小」こそ、日本経済が恐れるべき病気なのです。
この項、続く。
藻谷浩介 著 角川書店 (新書) 782円(本体:724円+税)
著者の本業は、講演やアドバイスをして歩くこと。
市街地活性化や観光振興、企業経営など、
地域振興に関する具体的分野で。
そんな講演を基に書き下ろしたのがこの本です。
初版が2010年6月発行なので、データは少し古いですが、
公開され、誰でも閲覧できる(ネットで簡単に)ものばかりです。
例えば、
財務省「国際収支統計」
総務省「国勢調査」など。
あとがきによると、この本の要旨は、
「経済を動かしているのは、景気の波ではなく人口の波、
つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減だ」
ということです。
まえがきより
・・・(前略)、日本はどうしていくべきなのか、
自分たちは、子供たちはどうしたら幸せな人生を送れるのか、(後略)・・・。
この本を読んで単純な事実がわかれば、一気に見通しが開けます。
そのために進むべきステップも、取るべき行動も明白です。
そんなに難しいことではなくて、誰でも自分にできることがあります。
国や役所、他人がどうするのかではなく、まず自分を主語にして考えてみてください。
では本編。
「景気の波」を打ち消すほど大きい「人口の波」が、日本経済を洗っている。
日本は韓国、中国、台湾との貿易収支は黒字である。
では、それらの国に何を売っているのか?
豊かになった向こうの国民が、
日本製品の中でもブランド価値の高いものを買い始めている。
車や電化製品、安心安全が売りの食材やお菓子。
日本経済の停滞は、国際競争に負けた結果ではない。
「内需の縮小」こそ、日本経済が恐れるべき病気なのです。
この項、続く。
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