「祈り~ 幻に長崎を想う刻(とき)」2021年09月10日

「祈り~ 幻に長崎を想う刻(とき)」
映画、「祈り~ 幻に長崎を想う刻(とき)」を観てきた。
KBCシネマで上映していたのを見逃していたので、戸畑で観ることが出来て良かった。

「原爆」、「長崎」などのキーワードに反応してしまう。

長崎に原爆が落とされてから12年後、1957年12月の長崎が舞台。

演劇的な映画だなあと思いながら観ていたら、
もとは、劇作家・田中千禾夫の戯曲「マリアの首 ─幻に長崎を想う曲─」なのだそうだ。

田中千禾夫は、1995年没。
墓所は、カトリック府中墓地にあり、
郷里の浦上天主堂前には、妻で同じく劇作家であった田中澄江によって碑文が建立された。
とのこと。
この碑文には、気づかなかったなあ。

映画の中のこんなセリフが耳に残った。

「戦争を終わらせるためにピカを落とした?だったら、ドイツやイタリアが降伏しなかったら、ドイツやイタリアにも原爆を落としたの?」

「私は、戦争で原水爆ば使うなよりも、戦争そのものば無くしたか。」

「長崎が最後の被爆地でありますように」

「長崎はアメリカに何か悪いことしたの?何も悪いことしてないのにアメリカは、どうして長崎にピカを落としたの?」

「キリシタンへの弾圧は江戸時代で終わりじゃなくて、明治になってからの方が酷かった」

公式サイトは、こちら。
https://inori-movie.com/index.html#trailer