あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください(その1)2021年09月29日

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
日野 瑛太郎 (著)   東洋経済新報社   税込価格:1,100円

やりがいのために働くことが一番大事で、
そのためであれば他のものを犠牲にしても構わない、
という従来の働き方とは、また別の選択肢を提案している本です。

たかが仕事のやりがいのためにプライベートを犠牲にし、
劣悪な労働環境でいいように使われて、
心身ともにすり減ってしまうというのは、アホらしい。

レールを外れると生き残れない、再チャレンジ不可能な日本社会

高校を卒業し、大学卒業後は、そのまま新卒で企業に就職する。
このような敷かれたレールを外れてしまったとき。

新卒の就職活動がちょっと遅くなっただけで・・・
急に就職が困難になってしまう。

就職した会社が合わなくて、すぐに辞めてしまったら・・・
再就職は容易ではない。

人生のレールが1本だけしかなく、
そのレールを外れると急に生きるのが難しくなるというのであれば、
それは社会の在り方の方が間違っている。
制度の設計ミスだ。

この項、続く。