デフレの正体(その2) ― 2018年02月08日
「デフレの正体」 経済は「人口の波」で動く
藻谷浩介 著 角川書店 (新書) 782円(本体:724円+税)
続きです。
日本経済の停滞は、国際競争に負けた結果ではない。
「内需の縮小」こそ、日本経済が恐れるべき病気なのです。
生産年齢人口(15歳から64歳)が減っていることが、消費減少の原因だ。
生産年齢人口は、消費年齢人口と呼んでいい。
少子高齢化という表現は、
少子化=子供の減少と、
高齢化=高齢者の激増という、
全然独立の事象を一緒くたにしている
とんでもない表現であり、
「子供さえ増やせば高齢化は防げる」という
全くの誤解の元凶になってしまっている。
首都圏(一都三県)では、
「現役世代の減少」と
「高齢者の激増」が同時進行している。
高齢化とは
「高齢者の絶対数の激増」のことであり、
「高齢化率の上昇」ではない。
少子化対策で子供の数を増やしても、
高齢者の絶対数は増え続け、それこそが問題である。
高齢者福祉の分野では、慢性的な人手不足が解消される気配もない。
「少子化」とは、「出生者数の減少」のこと。
「出生率の低下」は、少子化が起きる二つの原因の一つにすぎない。
もう一つの原因は、
親の数の減少、正確には、
「出産適齢期の女性の数の減少」です。
最近の日本で起きているのも、
正にこの「親の数の減少」による「出生者数の減少」で、
少々出生率が上がったくらいでは、改善は生じません。
この項、さらに続く。
藻谷浩介 著 角川書店 (新書) 782円(本体:724円+税)
続きです。
日本経済の停滞は、国際競争に負けた結果ではない。
「内需の縮小」こそ、日本経済が恐れるべき病気なのです。
生産年齢人口(15歳から64歳)が減っていることが、消費減少の原因だ。
生産年齢人口は、消費年齢人口と呼んでいい。
少子高齢化という表現は、
少子化=子供の減少と、
高齢化=高齢者の激増という、
全然独立の事象を一緒くたにしている
とんでもない表現であり、
「子供さえ増やせば高齢化は防げる」という
全くの誤解の元凶になってしまっている。
首都圏(一都三県)では、
「現役世代の減少」と
「高齢者の激増」が同時進行している。
高齢化とは
「高齢者の絶対数の激増」のことであり、
「高齢化率の上昇」ではない。
少子化対策で子供の数を増やしても、
高齢者の絶対数は増え続け、それこそが問題である。
高齢者福祉の分野では、慢性的な人手不足が解消される気配もない。
「少子化」とは、「出生者数の減少」のこと。
「出生率の低下」は、少子化が起きる二つの原因の一つにすぎない。
もう一つの原因は、
親の数の減少、正確には、
「出産適齢期の女性の数の減少」です。
最近の日本で起きているのも、
正にこの「親の数の減少」による「出生者数の減少」で、
少々出生率が上がったくらいでは、改善は生じません。
この項、さらに続く。
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